人間の体は、約60兆個の細胞からつくられています。
その1つ1つの細胞が血液から酸素と栄養分を受け取り、酸素で栄養分をエネルギーに換えています。
しかし、呼吸によって体内に取り入れられた酸素のうち、
使われなかった約2～3％が活性酸素として体内に留まります。
その発生した活性酸素には、2種類・（善玉活性酸素と悪玉活性酸素）があります。
善玉活性酸素とは、体内に侵入してきた細菌を退治する為に白血球が出す活性酸素です。（代表的なのが過酸化水素です。）
悪玉活性酸素とは、きわめて反応性が高く他の組織を酸化させて
老化・ガン・リウマチ・動脈硬化などさまざまな問題を引き起こすといわれる活性酸素です。（代表的なのがヒドロキシラジカルです。）
酸化とは、他の物質と結びつくことをいいます。
よくある例が、リンゴを半分に切って皿に置き、数日経つと茶色に変色している事がありますよね？
これはリンゴの成分が空気中の酸素と結びついて、酸化している状態なのです。
それと同じように、体内でも呼吸によって発生した活性酸素と細胞が結びつき、絶えず酸化を起こしています。
活性酸素によって、体がどんどん錆びていってしまうのです。
呼吸なしでは人間は生きていくことができません…。
人間が生きていく上で、活性酸素とは切っても切り離せない関係なのです。
